効験のない僧は忘れ去られたが、力ある僧のことは尊崇を込めて伝説化されます。
そうした僧たちが、先にあげた相応・命蓮・勝算・心誉などでした。
相応(八三一~九一八)は天台座主円仁の弟子で、染殿后(藤原明子)に愚いた紀僧正が化身した鬼神を落としたことで有名です。
西三条の女御の重病や清和天皇の歯痛を祈疇で癒したこともあります。
命蓮(生没年不詳)は『信貴山縁起絵巻』に霊験が説かれる名僧で、信貴山から降りることなく醍醐天皇の病を治したことで知られます。
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